除湿機・加湿器の選び方

除湿器の選び方

除湿方式で選びましょう

除湿機は除湿方式によって大きく3つに分けられます。
除湿方式別の特徴を確認して自分に合った除湿機を選びましょう。
コンプレッサー式除湿機の原理

コンプレッサー式

冷却式除湿機です。空気の湿気を水滴に凝縮させて湿気を調節する方式です。
湿気を水滴に凝縮させるためには空気を露点以下に下げなければなりません。
そのため、コンプレッサー式除湿機は冷却のためエアコンの除湿と同じく冷媒(フロンガス)を使います。
湿気をファンで吸い込んで、冷媒を使う冷却装置を通します。冷却装置を通すと空気の温度が下がり、
湿気が水滴に変わり冷却管で雫になって水タンクに落ちる原理です。
湿度が高いと湿気が水滴に変わりやすいので梅雨や夏場により効果的なタイプです。

長所

  • 部屋の温度上昇が少ない(約1~2℃)
  • 湿度が高いとき除湿量が多いので梅雨~夏場に活躍する
  • 消費電力が比較的少ない(デシカント方式の約50%)
  • 除湿能力が高いので、リビングなど広い部屋に向いている

短所

  • コンプレッサーの振動音が大きい
  • 本体が大きくてやや重い

コンプレッサー式から選ぶ

デシカント(ゼオライト)式除湿機の原理

デシカント(ゼオライト)式

乾燥式除湿機です。化学物質である吸湿剤を使って湿気を直接吸収、吸着します。
吸湿剤が湿気をたくさん含んでもう吸収できなくなると、吸湿剤を加熱して湿気を分離し、
除湿機の外に出して除湿剤を再び使えるようにします。 このタイプは密閉されている室内の除湿に効果的です。
吸湿剤には水分を吸着する能力が優れた多孔性物質であるシリカゲル、アルミナゲル、モレキュラーシーブなどがあります。

長所

  • ヒーターが搭載されているので部屋の温度が上がる(約3~8℃)
  • 冬場に向いている
  • 外の湿度に影響除湿能力としては1年を通して使える
  • コンプレッサーがないので静かで軽量コンパクト

短所

  • 部屋の温度が上がるので夏場に向いてない。
  • ヒーターが搭載されているので消費電力が大きくなる

デシカント式から選ぶ

ハイブリッド式除湿機の原理

ハイブリッド式

コンプレッサーとデシカントの併せたタイプです。
除湿方式を切り替えて夏場はコンプレッサー式で温度上昇を防ぎながらパワフルな除湿を、冬場はデシカント式で除湿能力の低下を防ぐことができます。そのため、1年中快適な除湿ができます。

長所

  • 季節に関係なく1年中効果的な除湿ができる
  • 1年中使えるため部屋干しの多い方におすすめ

短所

  • コンプレッサーがあるので本体が大きめでやや重い

ハイブリッド式から選ぶ

除湿能力をチェックしましょう

除湿能力とは?
1日除湿できる水量をL(リットル)に表したのが除湿能力です。

除湿能力の数値が大きいほど除湿能力が高く、早くなります。
しかし、本体の大きさや重さも増加するので除湿面積によって目安の除湿能力があります。

除湿能力と同時に排水タンク容量もチェックしましょう。タンクの容量が小さいとタンクの水を捨てるため何度も動かなければなりません。
また、タンクが満タンになると自動停止してしまうので除湿能力と排水タンク容量のバランスがいい製品を選びましょう。

木造住宅 鉄筋住宅 除湿能力
6~8畳 12~16畳 4.5~6.3L
8~10畳 16~20畳 6.3~8.0L
10~14畳 20~28畳 8.0~11.0L
14~23畳 28~45畳 11.0~18.0L

便利機能をチェックしましょう

除湿だけでなく便利な機能が付いている製品もあります。
よく使いそうな機能がある製品を選ぶこともいいでしょう。

衣類乾燥

梅雨など部屋干しをする時、風の向きや風速を調節し部屋干しの衣類を効率よく乾かすことができる機能です。
短時間で乾かすため部屋干しの匂いも防ぐことができます。

冷風

コンプレッサー式の除湿機の中で冷風機能がある製品があります。
涼みたいとき便利ですが後面から温風が出るので室内の冷房には役立ちません。

空気清浄

空気清浄機にあるフィルターを搭載し、除菌、脱臭、ウイルス抑制ができる製品があります。
空気清浄機と除湿機両方必要な方はこの機能がある製品を選ぶと良いでしょう。

カビブロック

湿度を下げてカビの発生を抑制する機能です。

スポット乾燥

洗濯物の位置によって送風モードを変更できる機能です。
1つの洗濯物に集中して風を当てることができ、短時間で乾かすことができます。

自動運転モード

湿度センサーで室内の湿度を感知し、一定の湿度を保つことができます。
排水タンクが満タンになった時の運転停止はもちろん、洗濯物が乾いたことを感知して運転を停止する製品もあります。
ムダな運転をなくして電気代を抑えます。

主なメーカー

各メーカーの特徴をまとめました。(機種によって使える機能は異なります。)
Panasonic除湿機

Panasonic

デシカント式の製品がメインで、独自のハイブリット式除湿機を開発したメーカーです。
省エネ機能もあり、部屋干しスピードの速さの向上など衣類を乾燥させる機能もしっかりできている特徴があります。

Panasonic製品から選ぶ

三菱除湿機

三菱

三菱はコンプレッサー式のみ取り扱っています。
「3Dムーブアイ」搭載の製品はで衣類を検知し、狙い撃ちして乾かすことができます。
そのため、部屋干しが多い家庭に選ばれています。

三菱製品から選ぶ

SHARP除湿機

SHARP

コンプレッサー式のみ展開しています。
全モデルに独自のプラズマクラスターを搭載し、上位モデルには空気清浄フィルターも備えて新しいジャンルを確立しています。

SHARP製品から選ぶ

コロナ除湿機

コロナ

コンプレッサー式を採用していますがヒーターを併用し除湿のパワーを向上している特徴があります。
排気を背面から出すダクト仕様、コンパクトなパーソナル製品など独自の製品をラインアップしています。

コロナ製品から選ぶ

加湿器の選び方

加湿方式で選びましょう。

加湿器は、水を水蒸気に気化する方法によって、大きく4つに分けられます。
各種類別メリット・デメリットがあるので、自分の用途に合ったタイプを選びましょう。
スチーム式加湿器の原理

スチーム式加湿器

水をヒーターで加熱して蒸気にする仕組みです。
熱くなるので火傷の可能性があり、子供のいる家庭には向いていなかったのですが
最近は水を沸騰させない機構を搭載し、火傷の危険を抑えた製品もあります。
沸騰させた蒸気が出るので即効性があります。
家にいる時間が短い方やすぐに加湿が必要な時におすすめです。

長所

  • スピーディーな加湿ができる。
  • 水を加熱するため殺菌効果がある。衛生的。
  • 温かい蒸気が出るので冬場に向いている。

短所

  • 消費電力が多い。
  • 吹き出し口が熱くなるので、火傷の可能性がある。

スチーム式から選ぶ

気化式加湿器の原理

気化式加湿器

水を含ませたフィルターに風を当てて気化させる仕組みです。
風による気化現象を利用しているのでスチーム式に比べて加湿のスピードは緩いです。
ヒーターがないので消費電力は少なく吹き出し口が熱くなりませんが、
送風ファンの動作音がします。また、部屋の温度が下がります。

長所

  • 吹き出し口が熱くならないので火傷の心配がない。
  • 風を送るだけで気化させるため消費電力が少ない。
  • 加湿しすぎる恐れがない。

短所

  • 水を沸騰させないので直接蒸気が出ない。
  • 加湿力が比較的に弱い。
  • フィルターの手入れが必要。怠けるとカビや雑菌をまき散らす。
  • 送風ファンの動作音がする。
  • 部屋の温度が下がるので冬場には向いていない。

気化式から選ぶ

超音波式加湿器の原理

超音波式加湿器

超音波の振動で水を霧状にして空気中に放出する仕組みです。
ヒーターがないので消費電力が少なく、ファンのないので動作音も小さいです。
しかし、除菌機能がない製品は水の中の雑菌を空気中に放出してしまう恐れがあります。
デザインが多様でデザインにこだわる方におすすめです。

長所

  • 消費電力が少ない。吹き出し口が熱くならない。
  • 価格が安い製品が多い。
  • 小型タイプが多く、デザインが豊富。
  • アロマ対応できる製品もある。
  • 消費電力が小さい。静音性が高い。

短所

  • 除菌機能がない製品はこまめにお手入れをしないと水の中の雑菌を空気中に放出してしまう恐れがある。
  • 大きい蒸気の粒が加湿できず落ちてしまったり、結露を起こす場合がある。

超音波式から選ぶ

ハイブリッド式加湿器

ハイブリッド式加湿器には、「温風気化式加湿器」と「加熱超音波式加湿器」の2種類があります。

温風気化式加湿器の原理
温風気化式加湿器

気化式加湿器の仕組みとヒーターを組み合わせ、水を含ませたフィルターに温風を当てるタイプで、
加湿量が少ない気化式の短所を補いました。

長所

  • 風と温風を切り替えながら運転するため、気化式より加湿効率が良い。
  • 冷たい風が出たり、部屋の温度が下がったりしない。

短所

  • 本体が大きく、高価になりがち。
  • 温風を作るヒーターを使うので気化式よりは消費電力が多い。
  • フィルターのこまめな手入れが必要。
加熱超音波式加湿器の原理
加熱超音波式加湿器

超音波式加湿器の仕組みとヒーターを組み合わせたタイプです。
まず水をヒーターで加熱して超音波で霧状に変えます。加熱するため、
超音波式の短所であった衛生面が強化されました。

長所

  • 超音波式より衛生的。
  • 水を加熱するため、加湿効率があがる。
  • 動作音が小さい。

短所

  • こまめな手入れが必要。
  • 大きい蒸気の粒が加湿できず落ちてしまったり、結露を起こす場合がある。

ハイブリッド式から選ぶ

加湿量と水タンク容量で選びましょう。

使う部屋の大きさに合わせて加湿器を選びましょう。
部屋の大きさに合った対応畳数の製品を見つけましたら、水タンク容量もチェックしましょう。

対応畳数は加湿器が室温20℃の部屋を何畳まで湿度60%に維持できるかを表したものです。
加湿しにくい木造和室などは実際の部屋より対応畳数力が広い加湿器を選びましょう。
また、対応畳数が大きいほど加湿量が多くなるため狭い部屋は早い加湿ができますが加湿しすぎると結露やカビの原因になるので注意しましょう。
PREMOAでは製品別の適用畳数を分かりやすく製品の名前に表示しています。

また、加湿量が高いのに水タンクの容量が小さいと頻繁に水を補給しなけらばなりません。
しかし、水タンク容量が多いと本体が大きくなります。そのため、加湿量と水タンク容量のバランスをチェックしましょう。

加湿器の製品名に表記されている対応畳数

便利機能をチェックしましょう。

加湿だけでなく便利な機能が付いている製品もあります。
よく使いそうな機能がある製品を選ぶこともいいでしょう。

タイマー機能

時間を設定して電源をコントロールする機能です。

イオン発生機能

シャープの「プラズマクラスター」、パナソニックの「ナノイー」、東芝の「ピコイオン」などのイオン発生機能がある製品は空気中のウイルスや雑菌の作用を抑制できます。

運転モード

最適な湿度になるように、運転モードを自動コントロールしてくれる機能です。
メーカーによって様々な運転モードがあります。

アロマ対応

主に超音波式加湿器と加熱超音波式の加湿器の中でアロマ対応ができる製品があります。
加湿の蒸気でアロマの香りが広がり、加湿しながら香りをたのしむことができます。特に女性に人気です。

チャイルドロック

子どものいたずらで誤動作することを防ぐチャイルドロック機能を搭載している製品もあります。

ペットボトル対応

ペットボトル対応ができる製品は主に超音波式加湿器です。コンパクトで価格も安いためオフィスなどで使いやすいです。
しかし手入れを怠けると雑菌を空気中に放出してしまう恐れがあります。

主なメーカー

各メーカーの特徴をまとめました。
※ 機種によって使える機能は異なります。
ダイニチ加湿器

ダイニチ

静音性が優れているのが特徴です。
そのため、運転音が気になる方にオススメのメーカーです。
20畳以上の広い部屋も対応できる製品が多いです。
温風機化式で加湿スピードが早く省エネです。

ダイニチ製品から選ぶ

三菱加湿器

三菱

スチーム式の「roomist」シリーズをラインアップしています。
「roomist」の特徴は吸上げた水だけを加熱するため省エネ、安全なことと、
プラズマW除菌でウイルス・浮遊菌を抑制します。
また、デジタル湿度表示で湿度が一目でわかります。

三菱製品から選ぶ

スリーアップ加湿器

スリーアップ

アロマ対応ができる製品が多く、大人かわいいしずく型や円筒形までインテリアと
調和するデザインも特徴です。

スリーアップ製品から選ぶ

アイリスオーヤマ加湿器

アイリスオーヤマ

デスクやテーブルの上に置けるコンパクトでスリムな製品から
プレハブ42畳まで対応できる製品もあります。
SHM-120Dシリーズはアロマ対応もできます。

アイリスオーヤマ製品から選ぶ

cado加湿器

cado

デザイン性が高く、特殊抗菌プレートで水槽内部の菌を99.9%以上抑制できます。
湿度を判断して運転モードを変える自動運転モードも搭載しています。

cado製品から選ぶ

cado加湿器

maxzen

加熱超音波式のKS-MX601シリーズをラインアップしています。
360°噴出調整が可能で本体向きを変えずにミストを届けます。
タッチパンネルとリモコン付きで簡単な操作ができます。

maxzen製品から選ぶ