テレビを購入する前に知っておくべき三つの選び方

サイズで決めるテレビの選び方

大型家電店にはさまざまな種類のテレビが展示されていますが、急速に進む技術革新で次々に新型が出るため、いったいどれを買ったらよいのか迷ってしまうことがあるでしょう。

最近は4K放送の話題に加え、従来の主流であった液晶とは異なる有機ELも登場しており、サイズも超小型のものから100型クラスまで幅広くなっています。
大型の場合は安い買い物ではありませんから、正しいテレビの選び方を考えるために、きちんと情報を整理することが大切です。

基本的には三つのポイントについて考えることが重要です。
部屋の広さに合わせてサイズを決める、液晶にするか有機ELにするかを決める、4Kタイプにするかどうかを考える、という三点です。

テレビのサイズを考えよう

まず一番分かりやすいサイズについて考えます。
65型や70型などサイズが大きいほど迫力のある映像になりますが、サイズに比例して価格も上がります。

考えるべき点はテレビを置く部屋の広さです。
各メーカーが勧める視聴最適距離というものがあるので、参照してみましょう。
もちろんメーカーによって若干の差異がありますが、52型で約2メートル、70型になると約2.6メートルというふうに、一定の距離をとって観るのがベストという一応の目安があるのです。

迫力ある映像を楽しみたい気持ちは誰しも抱きがちですが、狭い部屋に大型のものを置くのはお勧めできません。
迫力というよりも圧迫感を感じることもあるからです。
逆に広いリビングに小型のものでは違和感が生まれます。
部屋の広さに合わせたサイズのものを選ぶことが大切で、専門の従業員にアドバイスを頼むのもよい考えです。

使用目的(利用シーン)を考えよう

サイズに関しては、一家に複数のテレビがある時代になってきたことから、使用目的によって大きさを選ぶという視点も重要です。

かつては高級品だったため一家に一台が常識でしたが、価格が下がり使い方も多様化してきました。
勉強部屋で英語の放送番組を視聴するのなら、勉強机に置ける小型の方が使い勝手が良いでしょう。

ゲーム好きの子供用に購入する際は、あまり小さいと近づきすぎて視力への影響が懸念されますので、ある程度離れてゲームができる程度の大きさを選択するのが賢明です。
目的によってサイズを選択することが大事です。

液晶か有機ELかで判断するテレビの選び方

サイズが決まったら、次に液晶テレビにするか有機ELテレビにするかを決めます。

液晶か有機ELを考えよう

この選び方はそれぞれの利点と欠点を比較することにかかっています。
かつてはプラズマ方式と液晶方式が覇を競っていましたが、現在ではプラズマ方式はほとんど見られません。
主流は液晶です。

利点としては、9型程度のミニサイズから100型クラスの超大型までそろっているので、選択の幅が広いことが挙げられます。
他には、画面に照明や日光の映り込みが少ないので非常に見やすいことや、プラズマに比べて熱の発生量が少ないので夏場でも快適に見られることなどがあります。

かつて液晶が苦手としていたのは、非常に速い動きをする映像の再現でした。
いわゆる追従性が低く、サッカーなどのスポーツ中継を観戦する際には見づらかったものですが、最近の液晶は映像解析エンジンの性能向上で劇的に改善されています。

ただバックライトを当てる構造上、どうしても黒の部分からも光が漏れる黒浮き現象が避けられず、漆黒の闇のような黒ではありません。

液晶テレビはバックライト方式をチェック

液晶を選ぶ際に選択をするのはバックライトの方式です。
薄型液晶パネルが並ぶ大型家電店で多くの人が不思議に思うことが、同じ65型の薄型液晶でも価格が2倍前後違うことです。

この原因は同じバックライトでも、パネル背面全体に敷き詰めた直下型タイプと、背面の周辺だけに配置したエッジタイプの2種類があるからです。
直下型は高いコントラストが得られますが、価格は高くなります。

逆にエッジタイプは画面にむらができやすく画質もやや落ちますが、低コストです。
これが同サイズなのに価格が大きく違う理由です。
画面の美しさをどこまで求めるかは人によって違いますし、コスト重視という判断もありますので、どちらを選ぶかは個人の判断によります。

有機ELは画質の違いが圧倒的

液晶のライバルになってきた有機EL。
自発光有機EL素子をパネルに採用したのが有機ELで、液晶に比べてコントラストが高く、色の再現性が高いので目を見張るような色鮮やかな画面を実現しています。

もしテレビのサイズが決まっていて、少し購入予算に余裕があるのであれば、有機ELで断然綺麗な画質で楽しめます。

動きの追従性も高いので、レースや動きの速いラグビー、スピードスケート競技などもはっきり見ることができます。
また視野角が広いので斜めからでもよく見える特性があります。
しかも軽量化されているので、壁掛けも簡単にでき、リビングルームの壁面に掛けると空間がすっきりするというメリットもあります。

一方で窓際あたりに設置すると直射日光が当たって見えづらくなるので場所を選びます。
寿命が液晶より短い点も注意が必要ですが、一般的な使い方をする限りはさほど致命的な事ではありません。

テレビの選び方で一番迷うのが4K

液晶と有機ELの違いを明確に理解できたら、最後に4Kテレビにするかどうかという選び方を考えます。

デジタル高画質には3段階あり、最も高画質なものをフルHDと呼びます。
一般的な液晶テレビでフルHDと明記されている製品のディスプレイパネルの解像度は横が1920画素、縦が1080画素です。最近登場してきた4Kの解像度は横が3840画素、縦が2160画素です。

つまり4KはフルHDより4倍の高精細な再現力を持つので、映像がより鮮明なのは当然です。
大型家電店でフルHDと4Kを比較すれば明瞭に違いが分かるでしょう。

総務省の公式サイトには、次世代の超高画質規格である4Kおよび8K放送は2018年12月1日に始まると明記されているため、4K時代は目の前に来ています。

地上デジタル放送を4Kで見ることができると勘違いしている方もいるかもしれませんが、現時点では4K実用放送はBSと東経110度CSの衛星放送だけです。
地上デジタル放送については総務省で研究はしていますが、現段階では何も決まっていません。

しかし4K対応機種であれば、普通のデジタル放送やブルーレイレコーダーの映像も4K画質に近い4K相当の高画質で見ることができるので、購入する意味は十分あります。

4K放送と遜色ない美しい映像を見ることができるのは、4Kの高精細パネル自体の色再現能力が高いことや、高度な解像エンジンを搭載している効果によるものです。

念頭に置いておかなければならない点は、4K対応機種の中には本体に4K用のチューナーを内蔵していないタイプがあることです。

このタイプでは4K放送を受信するためには別途4K用チューナーを購入して接続する必要があります。
つまり同じ4K対応テレビでも専用チューナー内蔵型と、後付け型があるので、購入する際はWEBサイトの情報やメーカーサイト、店頭の従業員などに確認することが大切です。

いずれにしても、政府は2020年の東京オリンピック、パラリンピックに向けてテレビの高画質化を推進する方策なので、液晶も有機ELも高性能機種が増えていますし、4K映像番組を録画できるレコーダーなど関連機種も増えてきており、古くなったテレビを買い替えるタイミングは来ていると言えます。

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