普段から使用している冷蔵庫には、寿命があることをご存じでしょうか。寿命について把握しておかないと、突然故障して冷蔵庫の食材が傷んでしまう恐れがあります。
そんなトラブルを回避するためにも、冷蔵庫の買い替え時は見極めることが肝心です。買い替えのタイミングを理解しておけば、食材を無駄にする心配はないでしょう。
今回は冷蔵庫の寿命や買い替える際に、どのような製品がおすすめなのか紹介していきます。
冷蔵庫の寿命は何年?
毎日使用している冷蔵庫も、いつか寿命が訪れる時がきます。事前に把握しておけば、寿命を迎える前に新しい冷蔵庫に買い替えることができるでしょう。
冷蔵庫の寿命の目安について紹介していくので、参考にしてみてください。
冷蔵庫の寿命の目安
製品によって寿命は異なりますが、目安としては10年前後が冷蔵庫の寿命と言われています。使い方や環境次第では寿命が長くなったり、短くなったりすることがあり、大切に使えば20年ほど使用できるケースもあるでしょう。
内閣府が令和2年に実施した「消費動向調査」では、電気冷蔵庫の平均使用年数は12.6年というデータがあります。細かく数値を紹介すると二人以上の世帯では12.8年、単身世帯では12.1年程度です。
冷蔵庫の平均寿命を把握して、買い替え時を見極めていきましょう。
参考:「消費動向調査 令和2年 3月調査」
冷蔵庫の修理が可能な年数
普段使っている冷蔵庫が故障してしまった場合、修理して使い続けたいという方もいるでしょう。しかし冷蔵庫の修理が可能な年数は製品ごとに定められています。
例えば、電気冷蔵庫の補修用部品は製品の製造が打ち切られてから、最低9年間は保有されることになるので、保有されている期間は故障しても修理してもらえる可能性があるでしょう。
家電製品の補修用部品の最低保有期間は、「家電景品規約(家庭電気製品業における景品類の提供に関する公正競争規約)」によって定められています。
参考:「別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間」
冷蔵庫の寿命を見分ける主なサイン
突然故障して冷蔵庫が使えなくなってしまう状況を避けるため、冷蔵庫の寿命を見分けるサインを把握しておく必要があります。
どのようなサインによって、買い替えるタイミングを見極められるのか、詳しい内容を解説していきましょう。
冷蔵庫の冷えが悪くなった
普段使っている感覚で、冷蔵庫や冷蔵庫内の温度が高くなったりムラが生じたりしていると思ったのであれば、冷蔵庫が寿命を迎えている可能性があります。
冷蔵庫の温度が高いのは、温度を下げる部品が故障している恐れがあるので、不具合の初期症状である恐れがあるでしょう。
冷蔵庫の温度が高いと気付けるポイントとしては、氷が作れなかったり冷やしているアイスが柔らかかったりするなどです。
冷蔵庫から異音がする
冷蔵庫が稼働している場合、コンプレッサーや送風ファンから様々な駆動音が出るようになっています。駆動音が普段と違っていたり、大きな駆動音になったりしている場合は冷蔵庫が故障しているサインです。
駆動音が長く続いている場合には、冷却が冷蔵庫内で行われている可能性があり、電気の消費が激しくなってしまいます。電気代が高くついてしまう恐れがあるので、早めに買い替えた方が良いでしょう。
冷蔵庫から水漏れが発生する
ほとんどの冷蔵庫には水が蓄積される部分が設けられています。その部分が劣化すると、水を溜める部分が破損したり汚れが溜まったりして、水漏れが発生する恐れがあるでしょう。
何度も水漏れが発生する場合、冷蔵庫の寿命が近い可能性があるので注意が必要です。
寿命を迎えた冷蔵庫の買い替えにおすすめの製品
使用していた冷蔵庫が寿命を迎えた時には、新しい冷蔵庫を購入する必要があります。そんな時に、おすすめの冷蔵庫をいくつか紹介していきましょう。
一人暮らし用とファミリー向けの冷蔵庫を3つずつ紹介していくので、購入する際の参考にしてみてください。
一人暮らし用
JR087ML01
メーカー名 | maxzen |
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製品概要
定格内容積が「87L」の性能となっており、冷凍室が「26L」、冷蔵室が「61L」の容量になります。サイズは幅470×高さ845×奥行500mmと、一人暮らしにはおすすめのコンパクト設計です。
おすすめの理由
スマートな構造設計ながらも、大容量となっているので様々な食材を保存しておけます。内容量に合わせて8段階の温度調節ができるので、自炊する方にもおすすめです。
冷蔵庫の上は耐熱板となっているので、電子レンジを置くこともできます。一人暮らしの部屋ではキッチンのスペースが狭いケースも多いでしょう。そんな方でも気軽に置けます。
SJ-H13E
メーカー名 | SHARP |
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製品概要
定格内容量が「128L」の性能となっており、冷凍室が「34L」、冷蔵室が「94L」の容量になります。サイズは幅480×奥行520×高さ1,160mmと、コンパクト設計です。
おすすめの理由
一人暮らしにおすすめなコンパクト設計ながらも、大容量なのが魅力の製品です。耐熱100度のトップテーブルとなっているので、電子レンジを置くこともできます。
冷蔵庫内はLED照明が採用されているので、しっかりと食材が見えて取り出しやすいでしょう。省エネ性能も高い冷蔵庫となっているので、電気代節約にも貢献してくれます。
同メーカーラインナップでのおすすめは、152LタイプのSJ-D15Hです。直冷式のSJ-H13Eとは違い、間冷式(ファン式)タイプです。
小型冷蔵庫で間冷式はあまりなく、生産コストが上がる分、価格は少し高くなりますが冷凍庫の霜取りが不要でお手入れがラクになくな点が点がメリットです。
サイズは冷凍室が「58L」、冷蔵室が「94L」と大きめ、横幅はSJ-H13Eとほぼ変わらない495mmで、高さが1203mm、奥行きは598mmと少しサイズが大きめですが設置スペースが確保できるのであれば断然おすすめです。
GR-T15BS
メーカー名 | 東芝 |
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製品概要
定格内容量が「153L」の性能となっており、冷凍室が「43L」、冷蔵室が「110L」の容量になります。サイズは幅47.9×奥行58.2×高さ126.9mmと、コンパクトながらも大容量設計です。
おすすめの理由
天面に取り付けられているブライト照明によって、冷蔵庫内が明るく見えやすいのが特徴となっています。3段あるガラス棚は、様々な食材を保存できるので便利です。
耐熱100度のテーブルボードが採用されているので、電子レンジを置くことができ、一人暮らしの環境にはおすすめの冷蔵庫です。
GR-T15BSと横幅サイズ変わらず、容量UPの冷蔵庫をご紹介いたします。
庫内容量も冷凍室が「43L」、冷蔵室が「127L」で冷蔵室が少し広い設計です。
GR-T15BSと違うのは、高さだけ少し高い 126.9mmで、横幅のサイズは変わらず コンパクトサイズです。
ファミリー向け
三菱 置けるスマート大容量
メーカー名 | MITSUBISHI |
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製品概要
三菱冷蔵庫で人気のある「置けるスマート大容量」が他メーカーとどう違うのかについてです。
容量が大きい冷蔵庫は本体も大きくなりがちですが、三菱の「置けるスマート大容量」は大容量でも本体幅が狭いところが特徴です。他にも食材鮮度を保つ機能や肉や魚を凍らせずに氷点下で保存できる機能、3色LEDを照射する野菜室など、良い機能が揃っています!!
サイズの違うは下記でご確認いただけます。
容量 | シリーズ | 型番 | サイズ |
700L | |||
700L | WXD | MR-WXD70G | 幅800×奥行738×高さ1,821mm |
551〜600L | |||
608L | WZ | MR-WZ61H | 幅685×奥行738×高さ1,833mm |
602L | MZ | MR-MZ60H | 幅685×奥行738×高さ1,833mm |
501〜550L | |||
547L | WZ | MR-WZ55H | 幅650×奥行699×高さ1,833mm |
540L | MZ | MR-MZ54H | 幅650×奥行699×高さ1,833mm |
517L | WX | MR-WX52H | 幅650×奥行699×高さ1,821mm |
401〜500L | |||
470L | WX | MR-WX47H | 幅650×奥行650×高さ1,821mm |
470L | WX | MR-WX47LH | 幅650×奥行699×高さ1,696mm |
455L | MX | MR-MX46H | 幅650×奥行650×高さ1,826mm |
455L | B | MR-B46H | 幅600×奥行699×高さ1,821mm |
451L | MB | MR-MB45H | 幅600×奥行699×高さ1,826mm |
462L | R | MR-R46H | 幅650×奥行675×高さ1,821mm |
405L | CD | MR-CD41G | 幅600×奥行699×高さ1,820mm |
おすすめの理由
肉や魚を自動で冷凍してくれる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」は、解凍することなく利用できるので、すぐに調理したい時に便利です。また「氷点下ストッカーD A.I.」は、生のまま美味しく保存できます。
冷蔵庫の運転状況などをAIが学習して、省エネや節電を自動で行ってくれるので、電気代節約に繋がるでしょう。大容量だからこそ、省エネ性能が良い冷蔵庫がおすすめです。
※MR-WX52Gの型落ちがMR-WX52Fになります。
新モデルで変わった点は、自動で食品への霜付きを抑える霜ガード運転と、おまかせA.I.が全室独立になり、部屋別に最適な状態で運転になりました。また、本体色のラインナップ「クリスタルブラウン」が「グレイングレージュ」となっています。
シャープ フレンチドア冷蔵庫
メーカー名 | SHARP |
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製品概要
SJ-X504HとSJ-AF50Hは定格内容量が「502L」の性能となっており、冷凍室が「149L」、冷蔵室が「259L」、野菜室が「73L」の容量になります。冷凍室が大容量となっているので、まとめ買いなどに重宝されるでしょう。
サイズは幅685mm×奥行699mm×高さ1,833mmと、ファミリー向けにおすすめの大容量冷蔵庫です。
SJ-AF50Hは、SJ-X504Hの上位モデルで違いは、SJ-AF50Hはガラスドアタイプ。チルドルームにプラズマクラスタユニットを搭載。プラズマクラスターユニットの交換は必要なし。防臭剤併用も問題ないためダブルで効果が期待。また60℃のものまでなら冷凍に入れられます。
おすすめの理由
大容量冷凍室メガフリーザー搭載なので、まとめ買いしても新鮮な状態で保存しておけます。冷蔵庫内を清潔にしてくれる「プラズマクラスター」搭載なので、しっかり除菌してくれるでしょう。
冷蔵室は観音開きなので、どこからでも取り出しやすい設計となっています。家族が多い方でも、使い勝手抜群の冷蔵庫です。
※生産終了品 SJ-X504H
R-HW60R
メーカー名 | 日立 |
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製品概要
定格内容量が「602L」の性能となっており、冷凍室が「156L」、冷蔵室が「308L」、独立製氷室が「24L」の容量になります。
サイズは 幅685×高さ1833×奥行738mmと、大容量の冷蔵庫となっているので、たくさんの食材が保存できるでしょう。
おすすめの理由
少しだけ低い温度と高い湿度で食材を保存できる「まるごとチルド」は、食材の菌の繁殖を抑えて鮮度を保つことができるので、美味しい状態で食事が楽しめます。
日立の鮮度技術「新鮮スリープ野菜室」搭載で、野菜を眠らせるように保存して、栄養素も守りながら水分を閉じ込めて、乾燥を抑えてくれるので、野菜のまとめ買いにもおすすめです。
冷蔵庫の寿命を把握して買い替えのタイミングを見極める
冷蔵庫には寿命があり、目安を基準に買い替えるタイミングを見極めることが大切です。またサインを見逃さず、冷蔵庫の調子が悪いと感じる時には新しい冷蔵庫を購入しましょう。
今回紹介した冷蔵庫は、どれも機能性の高い製品ばかりなので、冷蔵庫を買い替える際には参考にしてみてください。