vixen A81M鏡筒 [天体望遠鏡用鏡筒(屈折式・有効径81mm)]

★ レンズで光を集める、扱いやすい屈折鏡筒
屈折式鏡筒とは、堅牢で安定性のある細長い筒の先端に対物レンズ(凸レンズ)を置き、目でのぞき込む側に接眼レンズを置いたものです。
月や惑星、星雲・星団など天体からの光が、レンズを通って一直線に観察者の目に入ってくるので、対象との位置が分かりやすく、扱いやすいのが特徴です。

★ 屈折式鏡筒のメリット!安定して高倍率が使える
筒の先端に対物レンズ、手前側に接眼レンズを付けるため、屈折式鏡筒の内部は密閉されています。
ホコリが入ることもなく筒内の空気があまり動かないので、風や気温など周囲の環境変化にあまり影響を受けません。室内から屋外に出したときも短時間で観測や撮影に入れます。
比較的焦点距離が長いので、短焦点の接眼レンズを使わなくても高倍率が使えます。
そのため月面や惑星などの観測・撮影に向いていると言えます。

★ 色収差を抑えたアクロマートレンズ
対物レンズで光を屈折させる屈折式鏡筒では、色(波長)によって光の屈折率が異なるため、特に赤色と青色では焦点位置にズレ、色がにじんだ像になってしまいます。
それを解決するため、凸レンズに材質の異なる凹レンズを貼りあわせて、色ズレ(色収差)を抑えられたものが考案されました。
これを「アクロマート(色消し)レンズ」と呼んでいます。
比較的単純な構造のため、鏡筒を軽量にすることができ、コストも抑えられます。

基本仕様
架台タイプ
光学形式	屈折式
対物レンズ有効径	81 mm
焦点距離	910 mm
分解能	1.43 秒
極限等級	11.3 等星
集光力	134 倍
ファインダー	XYスポットファインダー(等倍)
フリーストップ式
自動追尾機能
自動導入機能
写真撮影対応	オプション
スマホ撮影対応	オプション
付属接眼レンズ
セット内容	鏡筒(A81M)
サイズ・重量
長さx外径	890x90 mm
重量	鏡筒部：3.5kg(本体：2.5kg)