冷蔵庫の中がたくさんの食品で散らかってしまい、困っている方も多いのではないでしょうか。
きちんと整理しておかないと、冷蔵庫の中の食品を把握できずに消費期限を過ぎてしまったり、食品が傷んでしまったりします。
そこで、冷蔵庫や冷凍庫をきちんと整理して食品を無駄にしないコツを解説します。
冷蔵庫の中を整理しないリスクは
冷蔵庫の中をきちんと整理しておかないと、中に何が入っているのか見えにくくなります。
食品の消費期限を見落としてしまったり、無駄な買い物をしてしまったりすることに繋がります。
食品の廃棄が増え、出費もかさんでしまいます。
また、冷蔵庫の中にある食品を探すのに時間がかかると、ドアを頻繁に開閉したり、開けっ放しにしてしまうことにもなります。
ドアを開ける時間が長くなり冷蔵庫内に多くの外気が入ると、結露や霜が発生する原因となってしまいます。
結露を放置しておくと、食品が傷んだり、カビが発生してしまうことがあります。
直冷式冷蔵庫で霜がひどくなってしまうと、ドライヤーで乾かさなくては取れない場合もあります。
このようなリスクを避けるためには、冷蔵庫の中を整理整頓し、何が入っているのかを一目で分かるようにすることが大切です。
冷蔵スペースの整理には冷蔵庫用収納ケースや保存容器を活用
前日に作ったおかずの残りなどは、お皿から中身が見える保存容器に移しておきましょう。
中身が見えるので冷蔵庫を開けた際に見つけやすく、保存容器を重ねて収納すれば庫内のスペースを有効活用できます。
納豆やヨーグルトなど小さめの食品は、冷蔵庫用収納ケースを使うとスッキリまとめることができます。
冷蔵庫用収納ケースを引き出しのように引き出せば、取り出しも簡単になります。
冷蔵庫用収納ケースは100円ショップやホームセンターなどでも売っているので、ぜひ試してみてください。
使う頻度が高い食品や消費期限が早い食品は、手の届きやすい手前側に置くようにしましょう。
背が高いものは奥に置くと、冷蔵庫内がよく見えるようになります。
お酒の瓶など重さのあるものは、一番下の段やドアポケットなどに収納すると安定します。
チルド室整理のコツは必ず入れるものを決める
チルド室の温度は約0~3度と、冷蔵室よりもやや低い温度に設定されています。
食品が凍る寸前の温度で保存するため、食品の鮮度を保ったままで長期間保存することができます。
鮮度を保ちたい肉や魚などの生鮮食品、納豆やチーズなどの発酵食品、ハムやソーセージなどの加工品の保存に適しています。
野菜室の整理には紙袋を活用
野菜室の温度は冷蔵室よりもやや高い温度に設定されており、高い湿度を保って野菜の乾燥を防いでいます。
湿度が高くて結露が発生しやすいため、こまめに拭き掃除をするなどお手入れが必要です。
野菜室の底にタオルを敷いて水分を吸い、こまめに取り換えるようにするのもおすすめです。
野菜室の中をきれいに整理するためには、紙袋などを活用しましょう。
中身が見えるように、紙袋の上部を内側へ折ったり切ったりして高さを調整し、その中に野菜や果物を入れて保存します。
同じ種類の野菜を同じ紙袋にまとめて入れておけば、紙袋ごとに仕切れて野菜室の中が見やすくなります。
紙袋なら野菜の形にあわせて袋の形を変えやすく、もし紙袋が汚れたりカビが発生したりしてしまったら、新しいものにサッと取り替えるだけなので簡単です。
冷凍庫の整理のコツは中身を記録すること
冷凍庫は食品を冷凍して長期間保存しておくため、様々な食品が長期間入れっぱなしになりやすいです。
長期間入っている食品で冷凍庫内が雑然としてしまうことが多くなります。
冷凍庫を整理するコツは、入れすぎないことです。
冷凍庫に入れたものをメモしておくと、既にある食品を間違えて買ってしまうミスを防ぐことができます。
肉や魚などは、ジッパー付き保存袋に小分けにして入れて縦向きに並べると、収納スペースを効率よく使うことができます。
野菜を細かく切って保存容器に入れ、そのまま冷凍保存すれば長期間保存することができ、調理の手間も省けます。
ジッパー付き保存袋や保存容器の外側にラベルを貼って、中身や保存した日にちを書いておくと、長期間使わずに入れっぱなしになってしまうことを防げます。
冷蔵庫整理に役立つ便利グッズ
冷蔵庫用収納ケースに食材をいれて収納すれば、まとめてスッキリ収納することができ、引き出しのように取り出せるため便利です。
前日に作ったおかずの残りなどは、中身が見える保存容器に入れれば、重ねてスッキリと収納することができます。
冷蔵庫は毎日のこまめな点検を習慣づける
冷蔵庫を整理しておかないと、食品の消費期限を見落としてしまったり、無駄な買い物をしてしまったりすることに繋がります。
冷蔵庫の中にある食品を探すのに時間がかかってしまうと、庫内に外気が入って結露や霜が発生する原因にもなります。
こういったことを防ぐためには、冷蔵庫の中に入っているものや消費期限をこまめにチェックしましょう。
また、保存容器やジッパー付き保存袋などを活用し、冷蔵庫のスペースを効率よく使って整理しておくことが大切です。