電動歯ブラシは、普通の歯ブラシでも綺麗に磨くことはできますが、手間をかけずに歯みがきができることや、よりしっかりケアをしたいという理由から利用する方も増えています。
また、お子様の歯みがきサポートとして、子供用の電動歯ブラシなども人気があります。
各メーカーからさまざまなタイプの電動歯ブラシが販売されているので、電動歯ブラシの効果や機能を知っておくと、自分にあった製品を選びやすくなります。ここでは、電動歯ブラシを購入する時に知っておくと役立つ、さまざまな情報についてご紹介します。
電動歯ブラシの効果は?
電動歯ブラシを使用して歯みがきをすることの効果やメリットについて見ていきましょう!
短時間で磨ける
電動歯ブラシの効果の一つとしてあげられることは、歯ブラシを使って磨くよりも、断然短時間で磨くことが可能です。
人の力では不可能な速さで振動し歯を磨くことができるので、忙しい時は特に重宝します。
また、歯みがきをすることが面倒という方にもおすすめです。
疲れない
手磨き用歯ブラシでの歯みがきは、電動歯ブラシに比べ、1本ずつ丁寧に磨くのに時間がかかるので、ご年配の方などは手を動かすのが疲れてしまうケースもあります。電動歯ブラシならスライドさせていくだけで自動で磨けるため手磨き歯ブラシより疲れず簡単に磨くことができます。
簡単に歯垢が落とせる
完全除去とまではいきませんが、歯の表面や、歯の間に付着している歯垢(プラーク)は、電動歯ブラシのほうが除去率が高いと言われています。
電動歯ブラシの歯みがき方法
電動歯ブラシの効果を発揮できる磨き方についても見ておきましょう。
やさしく当てよう
電動歯ブラシを強く押しつけてしまうと、毛先が広がってしまい、歯茎や口内の粘膜に傷がつく原因になる可能性があります。
表面はブラシを垂直に当てよう
歯の表面のように面積があり平らな部分では、ブラシを垂直に当てることで振動が均等に伝わり、磨き残しを防ぐことができます。
噛み合わせ部分も同様に面積が広いので垂直にあてましょう。
境目や歯周ポケットは斜め45度
歯と歯茎の間の歯周ポケットは歯垢がたまりやすく、磨き残しが多くなりやすい。磨き残しは虫歯や、歯周病の原因になる可能性もあるため、角度をつけてブラシを当てることで、隙間・くぼみ部分も汚れをしっかり取り除けるようにあてましょう。
電動歯ブラシで磨くことで、表面がツルツルになったことで奥歯や裏側の磨き残しに注意しましょう。
歯磨き粉は必要?
電動歯ブラシは水だけでも手磨き歯ブラシよりも効率良く細部まで磨けるため、歯磨き粉は基本必要ないと言われていますが、電動歯ブラシ専用の歯みがき粉が販売されています。
普通の歯磨き粉でも使えるものもありますが、研磨剤や発泡剤といった成分よくない場合があります。研磨剤の成分が強いと、電動歯ブラシは振動や回転が高速だったりして歯を傷つけてしまう可能性があること、発泡剤で泡がたくさん立ちすぎて磨きにくくなったりしてしまうからです。
電動歯ブラシ専用の歯磨き粉は、研磨剤や発泡剤がフリーだったり低処方タイプが多く電動歯ブラシとの相性を考えて作られています。
電動歯ブラシの歯磨き粉にも「粘度のあるジェルタイプ」や「医薬品に分類される薬用歯磨き粉」などもありますので、自分の歯のお悩みやトラブルケースにあわせて選んでみてください。
電動歯ブラシの駆動方式
電動歯ブラシには、ブラシ部分の駆動方式に違いがあったり、ホワイトニングや舌クリーニングなど、メーカーによって搭載されているモードに違いがあります。どのような違いがあるかも見ていきましょう。
電動歯ブラシの種類
種類は大きく分けて「回転式」「振動式」の2つあります。それぞれの特徴をチェックしてみましょう。
「回転式」
小型の丸型ブラシが多い。手磨きブラシでは届きにくい箇所の歯垢除去力が高めで、磨いた感じがしっかりするタイプ。
振動や歯茎への刺激が強く感じられます。加圧防止機能が付いたものがおすすめです。
「音波式」
ブラシを音波で振動させて磨くタイプ。ヘルツ帯で振動に違いがあるなどメーカーによって特徴に違いがあります。
・W音波式
タタキ振動で歯垢を浮かし、ヨコ振動で磨くタイプで回転式よりも繊細な動きをするのが特徴。
・音波/超音波式
音波式:2~300Hzの振動
超音波式:160万〜200万Hzの振動
音波振動による奥の歯垢まで除去が期待できます。
単純に振動数だけではありませんが、しっかり口内環境を整えたい方におすすめです。超音波式は、人の耳にでは聞こえない音波なので、音が静かなのも特徴の一つです。
電動歯ブラシの選び方
電動歯ブラシを選ぶ際にチェックするポイントを押さえておきましょう。
電源
大まかに「電池式」か「充電式」と違いがあります。
電池式なら交換すればどこでも使えますし、充電する手間がありません。
充電式はバッテリーの持ち時間や、フル充電までの時間などをチェックしておきましょう。
ヘッドサイズや形状
歯の大きさや口の大きさなどで、ヘッドの形状が合わないケースがあります。女性や子供はヘッドが小さいモデルをチェックしてみましょう。
持ち手のグリップ形状や大きさによる重量にも各社違いがあります。実際に手に取る機会があればグリップ感を確かめてみるのが一番です。
ブラシの種類
電動歯ブラシは、ホワイトニング用や、舌磨き用など用途によってブラシを付け替えできるのが特徴でもあります。磨き分けをしたい方は、どういった付属品がついてくるか、別売りのものなどがあるかもチェックしておきましょう。
コスパや交換目安
電動歯ブラシもブラシは消耗品です。これは商品によってさまざまですが一般的には3ヶ月程度が交換目安です。
交換ブラシの価格がどの程度なのかチェックしておきましょう。
機能
スマホでのアプリ連携機能による口内環境データ管理だったり、バスタイムに歯みがきをされる方は、本体の防水機能などもチェックしておきましょう。
おすすめの電動歯ブラシ
電動歯ブラシを販売している各メーカーでは、豊富な機能が搭載された製品を販売しています。
パナソニック ドルツ
パナソニック(Panasonic)から発売されている『Doltz(ドルツ)』は音波式電動歯ブラシです。
Doltz(ドルツ)シリーズの特徴は、約0.02mmほどの極細毛ブラシを採用しているので、歯周ポケットまで毛先が届くようになっています。
歯科医師も推奨する横方向に細かく動かす電動歯ブラシになっており、ずらすようにゆっくり動かして磨きます。
また、30秒ごとに運転が一度停止がタイマー機能が搭載されていて、自分で時間を数えなくても歯磨きがしやすくなっています。
パナソニック ドルツフィリップス ソニッケアー
フィリップスの『ソニッケアー』シリーズは、日本の歯科医・歯科衛生士使用率14年連続No.1※を受賞していて人気があります。
フィリップス独自の音波技術が特徴的で、1分間あたりおよそ31000回の速さで振動することができ、歯垢を落とせるだけでなく、口の中の唾液の流れを利用した音波水流を発生できるため、落としにくい歯垢や口腔内を全体的にきれいにできます。
また、手磨きするよりもブラシ圧が抑えられており、やさしく磨き上げます。
フィリップス ソニッケアーブラウン オーラルB
ブラウンの『Oral-B(オーラルB)』シリーズの特徴は、回転式を採用しているとことです。
歯垢除去力に優れている電動歯ブラシをお探しの場合はブラウンがおすすめです。
また、歯茎の隅にある歯垢が落としやすいタイプの替えブラシなどがあり種類も豊富です。
ブラウン オーラルBオムロン メディクリーン
オムロンの『メディクリーン(オーラルB)』シリーズ音波式の電動歯ブラシで、手磨き歯ブラシと歯磨き粉でグローバルシェアNo.1を誇る『コルゲート社』との共同開発で作られたブラシです。
特徴は、ステイン除去する極細スパイラルブラシで、螺旋状のブラシ表面の凹凸がしっかり落としてくれます。
ヘッドが奥歯にしっかりフィットするのもおすすめポイントです。
オムロン メディクリーンまとめ
電動歯ブラシに関するさまざまな情報を知っていれば、製品を購入する際に役立ちます。
電動歯ブラシにはさまざまな効果があり、短い時間で歯を磨けることもそうした効果の一つです。
電動歯ブラシにはさまざまな機能も搭載されていて、製品によって利用できる機能は異なります。各メーカーそれぞれ特徴をチェックして、自分に合った電動歯ブラシを選びましょう!
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