普段、冷蔵庫をどの程度使用しているかによって変化しますが、冷蔵庫の寿命は一般的に10年前後と言われております。
また、配線などの劣化が進むことによってコンプレッサーの圧力が弱くなり、冷媒の寿命を迎えてしまうこともあります。
冷蔵庫を使用していく中で、冷却の効きが悪くなってきたり、冷却にかかる時間が長くなってきた場合は買い替え時になるでしょう。
近年、冷蔵庫は省エネが進んでいるので、早めのサイクルで買い替えを行うのも電気代の節約になります。
製品寿命が10年程度とされる家庭用の冷蔵庫と耐久性が高い業務用の冷蔵庫がありますが、家庭用や業務用に関わらず製品の冷却能力が落ちてしまったら買い替えを検討することをおすすめします。
本記事では、冷蔵庫の一般的な寿命と、買い替えを示すサインについて解説します。
冷蔵庫の故障の前兆
冷蔵庫は生活家電であり、買い物をしてきた食材を保管するのに必須の家電です。
寿命は家庭用と業務用どちらも10年前後が一般的になります。
能力が落ちてしまった際に買い替えか修理のどちらかを検討されますが、メンテナンスを行い長く使い続けるよりも、最新の省エネ性能が高い冷蔵庫に買い替えた方が電気代が安くなり、ランニングコストが下がることが多いです。
また、冷蔵庫の寿命は庫内が冷えにくくなったり、霜が発生するなどの異常が見られる時にはチェックが必要になります。
コンプレッサーの調子が悪くなると冷え方にムラが発生がちです。
あるスペースでは霜が発生し、別のスペースでは冷えにくい現象が起きてしまうことがあります。
そうなると、夏場などには庫内に入れた物が傷んでしまうので、早めの点検や買い替えが必要になってきます。
冷蔵庫をできるだけ長く使いたい場合には、修理の長期保証に加入しておくのがおすすめです。
家電量販店やネットショップでの長期保証の設定は5年～10年程度となっています。
また、修理を行う際に知っておきたいのが、冷蔵庫の部品保有期間です。
冷蔵庫の部品保有期間は、生産が終了されてから9年となっています。
9年経ってしまった後では、部品が足りず修理ができない可能性もありますので、メンテナンスや修理を行う場合は注意が必要です。
調子が悪い状態で冷蔵庫を使用し続けるのは衛生的にもよくありませんので、庫内の冷却能力がが問題ないかどうか、定期的なチェックが必要です。
電化製品を長く使う方法
冷蔵庫に限らず、電化製品を長く使うには決められた電圧や電流を守ることが大切です。
コンセントにアースが付属している場合、使用した方が電源コンセントや配線の負担を軽減できます。
もしアースを接続出来る環境であれば、アースの使用をおすすめします。
電化製品の配線部分は10年～20年程度、本体のユニットは10年程度の寿命と想定されていることが一般的です。
例えば、埃や経年による金属部の劣化などで電気を流すラインがショートしてしまうと、故障の原因となってしまいます。
万が一電化製品の調子が悪い場合、ユニット部や電源コンセントには高圧電流が流れているため、ご自分で分解することは控えましょう。
また、定期的にメンテナンスをメーカーに依頼し、内部の清掃をしてもらうことで製品寿命を延ばすことも可能です。
エアコンはフィンやフィルターを清掃することで、冷却能力が戻り電気代の節約に繋がったり、カビの臭いが軽減できたりします。
冷蔵庫であれば、冷蔵室の中身は詰め込み過ぎずに7割程度で利用し、開け閉めを繰り返さずに優しく開閉するのがおすすめです。
ユーザーがメンテナンスできるタイプのフィルターが搭載されているようであれば、定期的に掃除を行い、冷却フィンなどの汚れを取り除きましょう。
外枠のパッキンなどを水拭きを行うことで、汚れが落ちて密閉度も上がり庫内の温度も保ちやすくなります。
また、分解清掃は必ずメーカーのエンジニアやサービスマンに行ってもらうようにしましょう。
近年の冷蔵庫について
冷蔵庫を修理に出す場合には修理センターに送るか、メーカーのサービスマンに自宅訪問してもらいます。
冷蔵庫は大型家電なので、送料もやや高額になりますし、サービスマンの出張手数料も安くはありません。
そのため、故障の際には長期保証を利用出来ればいいのですが、長期保証に入っていない場合は買い替えの方が安くなるケースも考えられます。
冷蔵庫が故障になった際の症状もチェックしておきたいポイントです。
- 冷蔵庫が冷えない
- 水漏れしている
- 異音がする
- 氷ができない
冷蔵庫が冷えない場合は、冷却ファンや基板の故障が考えられます。
また、庫内が水浸しになっていたり、水滴がついていたりすると注意が必要です。
放置していると扉を貫通して水が溢れてしまう恐れがありますので、早めの修理や買い替えが必要になってきます。
冷蔵庫の異音は、コンプレッサーの故障が原因かもしれません。
コンプレッサーの故障を放置しておくと、漏電などの原因にもなりますので、必ずチェックしましょう。
10年を超過している家電は、冷蔵庫だけではなく温風ヒーターや扇風機を含めてショートによる火災の原因になりますので、異常を感じたら使用を止めて買い替えを検討しましょう。
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まとめ
冷蔵庫の寿命は10年前後ですが、長い間使用していると故障のリスクが高まります。
電気代のランニングコストや、内部の劣化によるショートの危険性を考えると、メンテナンスなしで長く家電を使うことのデメリットも大きくなってきます。
電気代の節約のためにも、冷蔵庫は5年から10年程度で買い替えを検討することをおすすめします。
近年は省エネ家電の普及により運転効率の良いモデルが増えていますので、長く冷蔵庫を使用されているご家庭はぜひ買い替えを考えてみてください。
