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エアコンのファンは定期的な掃除が重要!必要な道具や掃除の手順

暑い季節や寒い季節の必需品であるエアコン(クーラーも含む)ですが、普段のお手入れはどのようにしていますか?
エアコン本体や風の吹き出し口をきれいにしたり、フィルターを外して洗ったりしているという方はいますが、内部は見えないため掃除をしていないという方も多いようです。

今回は、エアコンのファンはなぜお手入れが必要なのか、そしてお手入れの方法などをご紹介します。

エアコンの「ファン」とはどの部分?

エアコンの「ファン」とはどの部分?

エアコンの「ファン」というパーツの名前を聞いたことはあるのではないでしょうか。
しかし名前は知っていても、どのような部品なのか知らないという方も多いかもしれません。

正式名称は「シロッコファン」と言い、風の吹き出し口の奥にある筒状の部品のこと。
このファンが回転することにより、エアコン内部にある風が送り出される仕組みになっています。

ファンは奥まっているため普段は目に付きにくいのですが、実はホコリや汚れなどが溜まりやすいポイント。
奥まっているが故に掃除がしにくい場所でもあります。
しかし、エアコンを稼働させると必ずこのファンを通過して冷風や温風が出るため、汚れたままにしていると良くありません。
エアコンを動かすと嫌な臭いがする、風力が落ちてきていると感じたらファンが汚れている可能性があるので要注意です。

ただし、エアコンは複雑な作りになっているため、知識もなしにいきなり内部の掃除をすると危険を伴うことになります。
そのため、どこまで掃除できるのか、どのようにしたら良いのかを事前にしっかりと把握しておくことが大切です。

エアコンのファンが汚れる原因

エアコンのファンが汚れる原因

なぜエアコンのファンが汚れるのでしょうか。

まず挙げられるのが、「室内の空気の汚れ」です。
エアコンは設置されている部屋の空気を吸い込み、設定された温度に調節をしたのち、吹き出し口から排出しています。
しかし、その際に室内のホコリや汚れなども一緒に吸い込んでしまうのです。
大きなホコリなどはフィルターに絡め取られますが、細かいホコリや空気中に飛散している油汚れ、タバコのヤニなどはフィルターを通過してエアコン内部へと侵入してしまいます。
その結果、ファンに汚れが付着してしまうのです。

2つ目の原因として挙げられるのが「温度と湿度」です。
カビは気温20~30℃、湿度70~80%程度の環境で繁殖しやすいと言われています。
一般的なエアコン稼働時の温度設定は、このちょうどカビが生えやすい温度帯と同じです。
また、エアコンを冷房で運転すると、空気を冷やす過程で結露が生じます。
本来、この水はドレンホースを通じて外部へ排出されるのですが、どうしても一部が排出しきれずに残ってしまい、エアコン内部の湿度を高める原因となってしまうのです。
その結果、エアコン内部はカビが生えやすいと言われる温度と湿度になりやすい環境になっています。

なお、三菱の「ハイブリッドナノコーティング」のように、ファンにホコリや汚れが付きにくい加工がされている機種もあります。
エアコンを新規購入する際、そういった仕様になっているものを選ぶのも良いでしょう。

エアコンのファンを定期的に掃除する重要性

エアコンのファンを定期的に掃除する重要性

前述の通り、エアコンの内部は思っている以上に汚れていたり、カビが繁殖していたりする可能性があります。
そこで問題になるのが「エアコンから出る風は、必ずファンを通過する」という点です。

エアコンのファンを定期的に掃除したほうが良い大きな理由が2つあります。

1.健康被害をもたらす可能性がある

エアコンは構造上、外部からフィルター越しに吸い込んだ空気を指定の温度に整えたのち、ファンを通過して吹き出し口から排出されています。
そのため、目に見える本体やフィルターの汚れだけを除去していても意味がありません。
汚れが付着、またはカビが繁殖しているファンを通過した空気がエアコンから出てくると、不快な臭いがするようになったり、室内にカビ菌が広がって健康被害をもたらしたりする可能性が考えられます。
特にカビ菌は、喘息、アレルギー性鼻炎、肺炎などの原因になるため要注意です。

2.電気代アップや故障の原因になる

ファンに汚れが付着しているということは風の通りが悪くなるため、エアコンの運転効率が下がります。
その結果、エアコンの効きが悪くなったり、風量が低下したりしてしまうため、温度を必要以上に上げ下げしたり、風速を強めたりすることになり、電気代の増加につながる可能性があるのです。
また、汚れが原因で運転効率が低下していると、エアコンに負荷がかかり故障の原因にもつながります。

エアコンを使った結果、体調を崩してしまっては本末転倒ですよね。
また、エアコンは高額な家電になるため、頻繁に買い替えたり、修理をしたりすることは避けたいというのが本音ではないでしょうか。
そのため、エアコンのファンに汚れが溜まらないよう、定期的なエアコンの内部清掃が必要です。

なお、「自分でファンまできれいにできない」という場合は、エアコンクリーニング業者に依頼する方法もあります。
プロにお任せすれば、カビが生えてしまったファンでも約1~2時間の作業でスッキリときれいになるでしょう。

エアコンのファンの掃除方法

エアコンのファンの掃除方法

エアコンファンの清掃方法をネットで検索すると「分解する」という情報が出てくることがあります。
もちろん徹底的に清掃したいならネジなどを外して分解清掃するのが一番ですが、知識がない状態で分解してしまうと、戻せなくなったり故障の原因になったりするのでおすすめできません。
隅々まできれいにしたいという場合は、プロの手を借りてください。

ここでは、自宅で手軽にできる市販のエアコンクリーナーを使った掃除方法をご紹介します。

1.掃除を始める準備

掃除をする前に、準備をしていきます。掃除に必要な道具は以下の通りです。

【ファン掃除に必要な道具】

ファン掃除に必要な道具
  • ・45Lのゴミ袋 4~5枚 または マスカーフィルム(薄手のテープ付き養生シートで、100円ショップなどで入手可能)
  • ・養生テープ
  • ・ハサミ
  • ・ゴム手袋
  • ・歯ブラシ(または掃除用ブラシ)
  • ・掃除機
  • ・霧吹き
  • ・市販のファン掃除用スプレー
  • ・バケツ(汚水を入れる)
  • ・雑巾

まず、感電を防ぐため必ずコンセントを抜いてください。

感電を防ぐため必ずコンセントを抜く

その後、周囲の壁紙を汚さないよう、開いたゴミ袋やマスカーフィルムを使って天井や壁を保護していきます。
床には不要なバスタオルなどを敷いておくのがおすすめです。

次に、エアコンから漏れてくる水で床が汚れてしまわないよう、汚水をキャッチするシートを作ります。

汚水をキャッチするシートを作る

ゴミ袋の左右どちらかをハサミで切り、袋の口の部分を広げましょう。
長辺をエアコン吹き出し口の下に養生テープで固定し、三角の部分に汚水が溜まっていくようにします。
このとき、水が漏れないようにエアコンにしっかりと固定することが大切です。
エアコンの内部掃除で出てくる汚水は、驚くほど真っ黒です。
周囲を汚さないよう万全の準備を整えておいてください。

2.ホコリを掃除機で吸い取る

ホコリを掃除機で吸い取る

次に、エアコン本体のパネルを開いて中にあるフィルターを外し、掃除機でフィルターのホコリを吸い取りましょう。
フィルターの素材によっては水洗いができるケースもあります。
また、本体や内部も掃除機を使って目に見えるホコリなどを除去しておいてください。
なお、フィルターはこまめに清掃しておくと、内部が汚れにくくなるというメリットもあります。

なお、フィルターの下にある「フィン」をきれいにするための専用洗浄スプレーもあります。
エアコンクリーニングはパーツによって使用するクリーナーが異なりますので、用途に合わせて購入してください。
機種によってはフィンが見えない構造になっているものもあるため注意が必要です。

3.吹き出し口のルーバーを取り外す

吹き出し口のルーバーを取り外す

風を上下左右に送る役割を持つ羽根「ルーバー」の奥にファンが隠れています。
ルーバーは本体から取り外しができるので、説明書等で確認をして外しましょう。
その他、取り外しができるパーツは丸洗いすると手軽なので説明書で確認してみてください。

4.ファンにスプレーを噴射する

ファンにスプレーを噴射する

ルーバーを取り外すと、奥にファンが見えてきます。
ゴム手袋を装着したら、できるだけまんべんなくスプレーを噴射していきましょう。
特定の場所に一気に噴射し続けると、あっという間に薬剤がなくなってしまうので要注意です。
ファンを手で回しながらしっかりと裏側部分にも吹き付けてください。
5~6回転ほどすれば、全体に行き渡らせることができます。

スプレー缶が空になったら、そのまま20~30分ほど放置してください。
なお、待っている間も、時々ファンを回転させると薬剤が行き渡りやすくなります。

5.ブラシで汚れを落としたら洗い流す

ブラシで汚れを落としたら洗い流す

薬剤がなじんだら、歯ブラシなどでこすって汚れを落としていきます。
強くこすりすぎるとファンを傷つける可能性があるので、優しくこするように気をつけてください。

全体的にきれいになったら、次は洗剤を流していきます。
ファン用クリーナーに洗い流す専用の薬剤が付いているタイプもあります。
付属の洗い流し用薬剤がない商品の場合、霧吹き等に水を入れてまんべんなく吹きかけるのがおすすめです。
このとき汚水が下に落ちてくる可能性が高いので、1の準備でエアコンに貼り付けたゴミ袋の中の汚水の取り扱いに注意してください。

6.乾燥させる

乾燥させる

内部の掃除が終わったら、雑巾で周囲の汚れを拭き取り、エアコンを乾燥させていきましょう。
内部が濡れたまま放置しておくと、そこから再びカビが生えてしまう原因となります。
送風運転で1時間ほど稼働させると、内部をしっかりと乾燥させることが可能です。

まとめ

まとめ

エアコンの内部が汚れたまま使っていると、不快な臭いを放つほか、健康に支障をきたしたり、壊れる原因になったりします。
そのため、エアコン内部の定期清掃は必須。
市販のファン専用クリーナーを使うと自分できれいにすることができるため、ぜひ挑戦してみてください。

ただし、市販のクリーナーだけでは、カビの完全除去が難しいのも事実。
そのような場合は、エアコンクリーニングの専門業者のようなプロの手を借りても良いかもしれません。
きれいに清掃したエアコンやクーラーで、快適な生活を送ってください。

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